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家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2015年7月31日金曜日

8月の12星座の運勢

zephyrより。


この「12星座の運勢」は、あくまでも全般傾向です。
個人の運勢とは異なることも、決して珍しくありません。
ですから、この全般傾向の中に何らかの不調が表示されていてもいたずらに気落ちし、「そうなんだ」と暗示にかかることは好ましくありません。
注意点に留意し、参考や心構えにして頂く。
良い暗示について、ご自分の現状に照らしてシンクロする部分があれば、それを生かす。
そのような活用をして頂ければベストかと思います。
そのような活用の仕方はできそうもない、悪いことを知らされたら落ち込む、とお感じになる方は、お読みにならないでください。
また、解説の中に出てくるアドバイスも、ご本人の現実に照らして生かせるかどうかは、ご自身で判断ください。


☆新月記事も12星座別のアドバイスを添えています。合わせてご活用ください。



☆☆☆

8月は、タロットを引いてみると、ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)が好調だった。使用したのはマルセイユ・タロットで、最初に三枚のカードを引きますが、なんとすべての星座が三枚正位置(良い解釈)。

これは、チャート上での解釈をするなら、単純なアスペクトの問題ではないことを意味します。
すでに記事にしておりますが、効力を発揮している7/31の満月。
これは人に混沌や不安定をもたらしやすい。

このような状況で、一番対応しやすいのがミュータブル=柔軟です。
もともとミュータブル・サインは流動的な事態に対応する能力が高く、不安定な状況にもある種の免疫を備えています。

ミュータブルの中でも、唯一、乙女座は不安な印象を配置に示していましたが(三枚正位置でありながら)、これは乙女座が地のエレメントで現実的で合理的な資質を持つから、今の不安定な状況にミュータブルの中でも少しだけ対応しにくい気質を持つから、と考えられます。

それだけ、この8月前半の不安定さは大きいということになるでしょう。
ちなみに次の新月(8月14日)は、このような傾向は薄れるはずです。




♈〈牡羊座〉
冷静さが鍵となる月です。

ちょっとした誤解、疑心暗鬼などが発生しやすい月です。
しかし、ほとんどの場合、それは話し合うことが解けるものです。
あれこれ自分の中で抱え込んで考えずに、まずは勇気を持って話してみることです。

ただ、ここで重要なことがあります。
それはあなたが冷静さや控えめな態度を維持することです。
強く出るのはNG。
そもそも冷静になれば、自分の思い違いであるとか、何かの行き違いであるとか、判断できることが多いはずです。

良い月なので、気持ちを穏やかにして良い人間関係を築きましょう。
母のことを意識しやすい月でもあります。



♉〈牡牛座〉
頭を冷やして、知恵を働かせましょう。

我慢強い牡牛座ですが、今月はその持ち前の忍耐力を生かすときです。
しかし、ただ耐えるというのではなく、ここでは大切なことがあります。
それは冷静さです。
静かに呼吸を整え、自分の周りで起きていることを見つめましょう。

仕事や新しく始めたことがうまく行かない。
そんなときにあまりがんばりすぎないように。
一度、胸の中のものを全部吐ききって、新鮮な空気を入れるようにしましょう。

それから考えるのです。
きっと良い解決策が浮かんできます。
そのときにはなぜか、すとんと何もしなくても事態は解けているかもしれません。



♊〈双子座〉
天の恩寵があります。
全体的には、前月からの良い流れを引き継いでいます。

場合よっては奇跡的な展開があり、大きな前進が望める月です。
あなたにとって幸せな、あるいは好都合な、よき知らせが舞い込むかもしれません。
そのために、あなた自身が良き選択をする必要がありますが、天に照らして恥じるところがなければ、胸を張って突き進んでください。

もしこれまでに不調を感じていたとしても、ここでは改善されることが多いはずです。
勇気を持って、心を奮い立たせてください。

男女の出会いにも非常によい月です。
特に女性は、魅力的な男性の出現、そして告白を受けたりすることもあるかもしれません。



♋〈蟹座〉
計画的に事を進めましょう。

上手にコントロールしていかなければならない問題があります。
多くの場合、それは金銭や経済のことだと思われます。
問題といっても大きな障害ではなく、バランスを取っていけばクリアできるはずです。
子供の教育のことでのお悩みが出る場合もありますが、これも同様です。

多少の時間はかかるかもしれませんが、正しいことを毅然と打ち出すような態度は役立ちます。
体調不良を感じていた人は、この8月中有にはバランスがとれてくるでしょう。

日常の生活、金銭的な問題、子供のこと。
少し先のことを見据えて、取り組むと良い月です。



♌〈獅子座〉
協力とバランスが大事な月です。

幸先がよいのですが、後で動きにくい、動かしにくい、変えにくいといった性質の障害に直面しやすい月です。
スタートは良い知らせがあったり、幸運な展開があり、調子よくスタートするのです。
しかし、事態や人間関係などが動かしにくいのです。

個人の力ではこれは解決できません。
あちらとこちら。
彼と私。
複数の力や知恵、そういったものをバランスさせることで、この事態は復活へと向かいます。
とくに友人や同僚は当てにできるでしょう。

家庭運が良い月ままわりなので、家族を大切にしましょう。




♍〈乙女座〉
思い描く未来、夢、アイディアなどを大切にしてください。

非常によい月です。しかし、良い流れを持ちながら、あなたの心は不安を抱いているかもしれません。
それは先行きの見えないこと。
しかし、曲がりくねったカーブの先に何があるのかということは、やはり先へ進んでカーブを曲がってみないことには見えてきません。
もしかすると、そこで進路変更を余儀なくされることもあるかもしれません。

しかし、それでよいのです。
すべてはプロセス。
あなたが思い描く未来へ到達するためには必要なのです。

仕事(収入)と夢を両立させ、バランスを取るということも求められる月になるかもしれません。
それはうまく行きます。
今はバランス感覚を大切にしながら、仕事も生活も、愛も。
それを思い描き、近づいていこうとするときです。



♎〈天秤座〉
うまくコントロールして行ける月です。

上司や仲間の助けを得て、非常に事が円滑に運びやすい。
このようなことが望めないお立場の人もいらっしゃると思いますが、助け合うことが大きな鍵です。
主に仕事場での出来事に絡みやすいと思われますが、それを除外しても、全般に良い運勢です。
選ぶということやコミュニケーションを取るということが重要です。
もしかするとこの月の終わり頃に、新しい展開が待っていて、それこそが選ぶということに関わるのかもしれません。

こうした良き動きの中で、あなたは知恵を働かせ、人と意思疎通をし、誰かと力を合わせていかねばなりません。
婚姻関係や約束事を結ぶ方も多いかも。



♏〈蠍座〉
新しい何かを求める月です。

ビジネス、職場、あるいは立てていた計画。
こういったものの刷新が行われやすい月です。

現在の不安な世相も、蠍座の根深い心の底までかき乱すことは少ない。
しかし、周囲は違っていて、その中で自分なりに新しい人間関係や職場、働き方といったものを求める気持ちが強まります。

必ずしも現実に変えてしまうことが表示されているのではなく、それは心理的な刷新かもしれません。
いずれにせよ蠍座は自由になります。
そしてもっと楽々と、広い世界へと向かっていける月です。

多少、財政的な危機を感じやすいので、財布の紐は締めておきましょう。
密かな親切、ちょっとした思いやりや手助けが、幸運の鍵です。



♐〈射手座〉
天の意志を信じて進みなさい。

双子座と並び、この月の最高潮運です。
しかも力強さは射手座の方が、若干上です。
強力な意志、積極的な力。
勇気。
そんなものが、あなたに福音をもたらします。

場合によっては、良き知らせがあなたを駆り立てて、勝利や成功に向かって駆り立てるかもしれません。
仕事、異性との運勢。
どちらも非常に強い月です。



♑〈山羊座〉
冷静に、細心の注意で。そして救済は訪れます。

全体に物事が割れる、離れるという流れになりやすい月です。
その中で、新しい選択をしやすい、決断を下すというような傾向があります。

激情に駆られてそれを為すのではなく、努めて冷静に、そして細心の注意を払って大ないましょう。
重要なのは謙虚な心持ちです。

これまでの自分に奢ることなく、身の丈を知って振る舞うこと。
身の丈というのは人それぞれです。
すでに大きな丈の人もいるはずですが、自分に見合った仕事や相手を求めましょう。

あなたを必要とする人や場所が必ずあります。
強く信じ抜くこと。
そんなあなたに救済が舞い込みます。



♒〈水瓶座〉
二つのものの間で揺れる月。浄化の月。

心穏やかなときではありませんが、そうした流れには逆らわないことです。
仕事と家庭、公と私。
あるいは掛け持っている何か。
二つの勢力や二人の人間。

そんなものの間で、あなたは自分の存在を確かめなければなりません。
忙しく騒がしいかもしれません。
二つのものは争うかも。

けれど、あなた自身はそこに巻き込まれぬことです。
周囲は周囲。
あなたは心清らかに保つことです。
何かに脅かされたり汚されたと感じたなら、自らを浄めましょう。
そのような対処ができるかどうか、試されている月です。



♓〈魚座〉
もたらされる福音に向かって邁進する。勝利や成功の月。

射手座、双子座に劣らぬ、非常によい運勢です。
むしろ自動的に達成されたり、良い状況へ転がっていくような側面があり、ラッキーです。
もっともそれは、目立たないかもしれませんが、日頃の魚座の努力やあり方のたまものなのですが。

求めていたものの成就や達成。
完成。結婚とか家族関係。
また待ち望んでいたことの、良き知らせ。

そのようなものが巡ってきやすいでしょう。
人間関係は新しい出会いというよりは、今あるものが豊かになる、あるいは再会をするといった傾向があります。





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2015年7月29日水曜日

満月メッセージ7/31

少し早いのですが、すでに効果があちこちに出ているようなので、早めに満月メッセージをUP致します。


7月31日19時42分。







【国家・国際・全体】

火星のマイナス面はまだ出やすい状態。

様々な調整が行われるが、事態は混沌とする(日本では安保法案など)。

8月に入るとこの傾向は強くなり、次の新月が近づく頃には顕著に見られる。

経済や軍事、国際的な協力関係、あるいは不和な部分、そうしたものの調整が行われるが、曖昧に終わるものも出てくる。

海洋上のものについては不首尾に終わる可能性が高い。

経済的にもこの時期は不安定だが、異常に伸びるジャンルはあると思われる。

8月初旬には子供や女性など弱者の被害に注意。

季節的にも海難事故に注意すべき。かなり明瞭な暗示。






【個人】

大きな変容の時です。

解体と混沌の時期。
そのように言ってもよいでしょう。

しかし、裏を返せばそれは、夜明け前ということです。

自らを打ち壊すという形で出る場合もあります。
自分の殻を。

それは浄化のためのプロセスなのですが、この満月期には人は不安定になります。
自分というものがわからなくなったり、意味もなく情緒不安定になったり。

そんなときに人は混乱の中で何かわかりやすいものを求めます。

たとえば新しい洋服の選択に迷っているときに見るマネキン人形のようなものです。
それを見て、人はそれが自分に似合うかどうかの判断の材料とします。


自分を投影できる象徴。
自分の居場所。
自分の本当に求めている見本となるもの。

それはそばにいた仲の良い家族の姿の中に見出すかもしれません。

自信に満ち溢れて成功した人の姿に見出すかもしれません。

ゲームの世界やTV画面の中に見出すかもしれません。

書物の中にあるかも。

しかし、本当に根深いところで変容を起こしている人は、なにかわけもわからないまま、気持ちが不安定になって落ち込んだり、泣いたり、苦しんだりしながら、自分が深いところで納得できる象徴を探し求めます。

それは新しい生き方をするために必要なプロセスです。

このプロセスはもう、ギリギリの段階に来ている人が多い。

もう少しのところで、次のステップへと渡ってしまえる。

そのわずかな混乱の時。

この大切な時を虚飾だけに終わらせたくはありません。

自分が身にまとっていた虚栄、プライド、そんなものを潔く脱ぎ捨てましょう。

潔く。

禊を。


自分を見つめましょう。

そして周囲を見回しましょう。

きっとそこに、新しい本当の象徴となるものを見いだすことができるでしょう。




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2015年7月28日火曜日

幸せになるためには

自分を見つめ直すこと。

痛いことでも思い出してみること。

もう一度、自分という存在の軌跡をなぞってみて。

そして、その時々に自分が抱いていた感情を思い出し、再生し。

認識すること。


ああ、これがきっと今の自分のこれを作り出したんだ。

と、認識すること。

納得すること。


それが辛い作業になることもあるでしょう。

まだとても触れられない痛みを伴い、手を着けられないこともあるでしょう。

無理をすることはないのです。

骨折したばかりの足で歩くことはできないのですから。

癒すための時間も必要。


しかし、そのための準備ができたなら。

見つめ直してみてください。

チャートはそのために良き友となります。

その時々の自分と、その時々の星々の動き。

それを突き合わせることで、いろんなことが見えてきます。

忘れていた感情もよみがえる。


チャートだけがそのための手法ではありません。

他に様々なアプローチがある。



そうやって一つ一つ、自分の中を見つめること。

それが、あなたと幸せに導きます。

自分を見つめることができたなら、あなたはまた一歩幸せに近づけるのです。

できればできるほど、大きな幸せを抱きしめることができるのです。



★★★★★★★★


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2015年7月27日月曜日

調布小型機墜落事故

昨日の東京・調布で起きた小型機墜落事故。

住宅街に墜落するという衝撃的なものでした。


火星のマイナス面が表面化しやすい時期だということはお伝えしていますが、昨日はこの火星が天王星と非常にタイトなハードアスペクトを取る日でした。

このアスペクトは、25日の19時少し前くらいが、もっとシビアな状態だったのですが、もちろん26日も非常に強い。
火星は事故や火災、戦乱に関わることがよくあり、天王星は航空機。





しかも、事故の起きた午前11時ごろというのは、このアスペクトが非常に目立った形で働きやすい時間帯でもありました。

私が昼に見ていた報道番組では、人為的なミスではないかというような意見を述べておられる方がいらっしゃいましたが。

これを見る限り、マシーントラブルの可能性の方が高いような印象を受けます。

報道を見て驚いたのは、被害にあった住宅に住まれていて亡くなられた女性が、10日ほど前に越してこられたばかりだったということでした。

今はとにかく、事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致したいと思います。


※今しばらく火星のマイナス面は出やすいと思われますが、それが顕著な傾向は、8月の初旬、そして中旬という感じで、二段階に分けて沈静化していくと思われます。




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2015年7月25日土曜日

プラジャパティの化身

昨日のこと。

時折鑑定をさせて頂くMさんから、なんとマンゴーを頂戴しました。

Mさんは東京の方なのですが、沖縄の知人にわざわざ頼んで頂いたそうで、本当アリガタヤ。

このところの台風で、荷物がしばらく出荷できず、もう一度新しいものをご用意くださったという経緯もあります。

本当に感謝です。




どうしてもこの写真を横にすることができず……

本来は横長画像です。

箱を開けるとマンゴー独特の甘い香りが。

そして大きいものから中くらいのもの、そして小さいのはミニマンゴーと呼ばれるそうです。

こんなに小さいマンゴー、見たことも食べたこともない……


ということで、昨日、お昼ご飯の後、私たちの食後を飾りました。




皮を剥いてみました。

これは上の画面で中央付近にある、ミニマンゴーでも少し大きめのやつ。

ミニマンゴーの小さいやつは、普通の卵か、それより小さく見えるようなものもあります。



大きい普通のマンゴーは、定番のカットで。

食べ比べてみると、驚き。

私はホテル勤め(それもフレンチ)が長かったので、普通の人よりは食材のことを多少知っていたり、マンゴーも幾度か食べたことがあります。

以前にもある方からお送り頂いたことがあります。

だから、大きいマンゴーの味わいは、
「おお、これこれ。いや~、美味~~~( ̄▽ ̄)」
という感じでした。

しかも見事な完熟。ホテル時代に、厨房で少し「食ってみろ」的にわけてもらったのなんか、この比ではありません。

フルーツ王国岡山在住! とはいえ、マンゴーは日常食べる機会がありません。


しかし、ミニマンゴーはまったく初めての体験。

「う? お? おお?」

確かにマンゴーなのですが、独特の清涼感みたいなものがあります。

大きなマンゴーはねっとり感が強いですが、ミニマンゴーはあまり後を引かず、さわやかです。


「こんなマンゴー、食べたことがない!」

結構、衝撃を受けました。

明らかに違うのです。

どっちが好きかと言われたら、ミニマンゴーのほうかも……。

いや、もちろんどっちも十分すぎるほどおいしい完熟マンゴーで、こんなものが頂けるのは感涙ものです。


ところで。

マンゴーを食べていて、ふと気になりました。

「マンゴーって桃の食感に似ている」という話が出て、そもそもマンゴーってどういう植物の果実なんだろう…と調べる気になりました。

すると、マンゴーはウルシ科のマンゴー属というのがあり、桃はバラ科のモモ属で、まったく違う植物だと判明して納得。

ところが、マンゴーについて記述を調べていると、「菴羅(あんら)、菴摩羅(あんまら)」という名称もあること、インドで栽培が始まっていること、そしてインドのヒンドゥー教ではプラジャパティの化身がマンゴーだという認識があることを、初めて知りました。

プラジャパティというのは、「生類の主」という意味です。
つまり世界の創造者であり、支配者なのです。

「おお、なんというスピリチュアルフード!」

プラジャパティは、インド神話においては、とくにブラフマーと関係が深く。

インドでは
創造=ブラフマー
維持=ヴィシュヌ
破壊=シヴァ
という三大神が信仰されてきたのですが(他にもたくさん有力な神々が信仰されてきたのですが、とくにこの三神は宇宙の摂理に関係している)。

インドの信仰って、哲学思想が背景にあり、まずブラフマンという中性的な原理があったのですね。
このブラフマンは仏教で、「梵」と訳されています。梵我一如の「梵」です。

我はアートマンです。

この二つが一体になることこそが、宇宙の最高原理とされています。

当初、ブラフマンはプラジャパティと呼ばれる宇宙創造の最高神から生まれたとされていました。

ところがブラフマンとプラジャパティはやがて同一視され、ウパニシャッド時代に多くの原理が神格化・擬人化される中で、ブラフマーという宇宙の創造神として崇められるようになった、とうのが、私が昔読んだ書物で知ったところです。

ま、とりあえず宇宙の創造者、すべての命あるものの主がプラジャパティというわけで、その象徴・化身と考えられていたのですね、このマンゴーは。

それくらい人を魅了する果実だったということでしょう。


いや、私も魅了されました。

まだたくさん残っているので、今日も夜に楽しませていただこ~~~♪




★★★★★★★★


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   締め切りは7月末。


2015年7月24日金曜日

ギリシャ危機について思う

デォルトの危機と、それがヨーロッパや世界経済に与える影響が懸念されるギリシャですが。

なんとかここでのデフォルトは免れました。

ちょっと前の記事で、そこまで深刻な事態には至らないだろうということは申し上げていて、その予測が外れない結末になってほっとしています。

とはいえ、その結論はここしばらくのチャート状況から読んでいるもので、長い目で見たときにはこのギリシャ危機は、まだまだ解決しそうにないし、どこかで本当に大きな破綻に至ってしまうかもしれないなと思います。

ギリシャに建国チャートについては、いろいろと調べたのですが、
1830/02/03
1821/03/25
というのが建国として重要視されているようです。

他のデータは、占星術ソフトのケプラーにも入っていなくて、つかめませんでした。

もしこの二つのチャートで、どちらかを選択しろと言われたら、後者の方かなと言う気がします。
(現状の推定です。新しいデータがあればそれを採用するかもしれません)





こちらのほうが…と思う大きな理由は、月が射手座にあること。
もう一つの方では双子座で、これでもおかしくはないのですが、ギリシャ国民が持っている、一種の楽天的な気質はこっちのほうが…という印象です。

今回、放漫な財政運営の結果、欧州を道連れにするような危機になってしまったギリシャですが、そういった出来事の芽も、ずいぶん古いチャートですが、ここにはあります。

ギリシャ危機は現実的には、2009年10月の政権交代にともなって、財政赤字がそれまでの公表値よりも大きなものであることが明かされたことに始まるのですが。

このチャートで過去にさかのぼってみると、1981年の欧州共同体(当時のEC)への加盟からしばらくして、問題の根っこが広がってきたように思えます。

この事態は、次の東京オリンピックの手前、2019年くらいにある段階へ至ると思われるのですが、根本的な解決にはさらに長い歳月を要し、かなり荒れた時期が続く可能性もあります。

2024年か25年…そのあたりまで続く可能性があります。


ギリシャでは2004年にオリンピックが開催されたのですが、東洋でのオリンピックとシンクロするように、このオリンピック始原の地が窮地に追い込まれていることには、なにか不思議な符合を感じます。

ギリシャは西洋文明の根幹です。

ここからヨーロッパ文明は開化し、ローマを経て、巨大な世界を構築していった。

その根が今……

これは大きな流れの象徴だと感じます。





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   もうすぐ締め切り。7月末。


2015年7月23日木曜日

K配ぜんスタッフと再会

懐かしい面々と再会してきました。

私はずっとホテル勤務が長かった人間なのですが、当初はアルバイトで。
これが長くて、2007年くらいまで。たっぷり15年間。

あるところに引き抜きにあって、退社。
そこの社長がたいへんな問題人物で、私に与えようとしていた計画が実行不可能だったことが発覚。
こりゃ、退散しようと決めて、ホテル業界に戻ろうとしたときに、K配ぜんが私を迎え入れてくれました。

K配ぜんのスタッフとして登録して、ホテル勤務に戻ることができたため、その後の生活がどれほど楽になったか。
(時給が全然違うのです)

それ以前のバイト時代は、社員と同等以上の仕事をやらされていたのですが、その責任からもある程度解放され。

このK配ぜんの仲間たちと一緒に仕事ができたことは、私にとって人生の良き転換点にあった思い出の一つとなりました。

もう二年と四ヶ月。

私がホテルに入らなくなってから、そんな時間が経過しました。

いろいろとメインで入っているホテルに変化が生じ、こっちの仕事が忙しくなっていた私は、他のスタッフに仕事を回してもらったほうがいいと判断して、ホテルから少しずつ身を引いていきました。

最後の勤務は、2013年の3月末。
その年の初め頃から、だんだんと仕事を減らしてもらっていました。

そうして、ほかの配ぜんの仲間が、「あれ? ゼファーさん、いつの間にかいない!」というような状態で、フェードアウトしたのです。

これはもちろん、チーフのAさんと相談して決めたこと。

おかげで今は、すっかり体がなまっちゃいましたけど(笑)。


そんな私なのですが、ランチにお誘い頂きました。

K配ぜんのお仲間連中、またよく関わっていたホテルの顔なじみと。

もう私は過去の人のはずなのですが、皆さん、快く迎えてくださり、昔の話、今の話。

花が咲きました。


時代とともに変わっていくもの、移ろっていくもの。

私がずっとお世話になってきたホテルも、ものすごく大きな変革の時を迎え。

何が良くて、何が間違いなのかもわからないけれど。


でも、会えば笑顔になれる人たちと、なにげにつながっていられる。

そういう変わらないものもあると感じられるのは、とても幸せなこと。

そんなことを感じた午後でした。




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   今年の受講締め切り、あとわずか~~!! 今月末まで。


2015年7月22日水曜日

やっぱりリブラも猫科だった!!

連投ではありますが、猫ネタ……。

岡山の中心市街に、中四国で最大規模のイオン・モールが昨年の秋に開業しました。

私、一度も行ってなかったのですが(笑)。

奥さんと一緒にぶらぶらする機会がありました。

倉敷のイオンとは雰囲気が違い、なんか都会的……

おもしろいお店がいっぱいあります。

あるお店で、こんなものを見つけてしまい、衝動買い。




またたびけりけり。

小さなクッションで、ネーミングがすべてを物語っています。

つまりマタタビの香り成分のついたクッションで、猫に与えると抱きかかえて陶酔してけりけりしてしまう…というもの。

「これ、リブラに効くと思う?」
「買ってみようか」

私たち夫婦は疑っていました。

以前、マタタビ香りを付ける爪研ぎを買ったときも、リブラはちょっとすりっとしただけで、あまり関心を示さなかった。

まあ、あの私と奥さん以外の家族を、あまり人とも思っていないふしのあるリブラ様です。

マタタビなど、効き目がないかも(そういう猫もいるようですし)。


帰宅後、ビデオ録画しつつ、与えてみました。

そのときの映像がこちら!!!

どうぞ!




なんと、リブラ様。

驚くべきことに、マタタビに酔いました。

この後すぐに取り上げましたが、しばらくちょっと雰囲気がおかしかった。


でも、その日の夜。

もう一度与えてみたところ、ちょっとすりすりけりけりしていましたが、昼間のような陶酔はすでになく。

ふいっと離れてしまった。

(・_・;)

も、もうどうでもよくなったの?!

マタタビ免疫ができたとか。

やっぱりスケールが違うぜ、リブラ様。



またしばらく間をおいて、与えてみたいと思います。




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2015年7月21日火曜日

ある暑い日の午後



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2015年7月20日月曜日

後半の一山へ向けて

すかーんと抜けるような青空が、今日は見えています。

暑い……

昨日も、昼間、日差しを浴びるようなところに出ると、くらっとなるような熱気でした。

皆様も熱中症には、くれぐれもご注意ください。



私は先日、ある重要な関門を一つ抜けました。

それは自分のチャートの中で、非常に明瞭にあるハードアスペクトエリアを通過する体験でした。

アスペクトの始まりは3月の初旬で、終了はちょうどこの7月の15日あたりでしたから、つまるところ一連の、神戸・大阪・京都の鑑定会と取材がまるまる入っていますし、言えば金沢取材もこの時期のど真ん中です。

このチャート条件は、27~8年ほど前にあったものです。
1回目と今回の2回目。

細かい時期的なものはともかくとして、ざっくり共通している項目があります。
1回目=世に出るための小説執筆とデビュー。
2回目=「ヤオヨロズ」の創作と発表。

似てはいますが、あのときとは違った体験を積んでいます。

1回目の時は、作家として世にデビューしたものの、その後、壮絶な運命が私を待っていました。

それは奈落の底へ突き落とされるような出来事の連鎖でした。

そのときが、また近づいてきています。

それは今回(今年)で言えば、9月から12月あたりにかけて該当します。

過去起きたことを思えば、戦々恐々ともなりますが。

一方であのときの自分とは違っているとも感じますし、起きていることの質が変化しているようにも思います。



人間、やはりまったく成長しないということはないし。

私自身の分析によると、前回の体験は前世のリピート(追体験)。

そして今回の流れは、前世の浄化。

そんなふうに感じています。

それに前世のためだけの体験でもない。ただ今はそういうことを通過しやすい時期というだけ。


やるべきことをやって、お務めを果たしていく。

それをちゃんとやっていれば、きっと道は開ける。


いずれにしても、今年の後半へ向けて。

もう一山。



越えます。



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2015年7月19日日曜日

Web小説の悩みどころ

アメーバからこちらへ移動してきて、まだ半月ほどなのですが。

懸念されていたアクセスの減少もあまりなく、読んでくださる方は場所が変わっても、ご訪問くださるものなのだなあと、あらためて感謝を深めております。

皆様、ありがとうございます。

その一方。

じつは、とてもショッキングな事実に、しばらく前に気づきました。


というのは、以前のアメーバ・ブログのアクセス数が、まったくのでたらめだったということが判明してしまったのです。

このbloggerでは、閲覧者をブラウザ別、システム別に統計を見ることができるのです。
SafariとかInternet ExplorerとかChromeとか、あるいはiPhoneとかAndroidとかWindowsとか。

それぞれに何%とかの数値が出るのですね。もちろん閲覧数も。

こちらへ移って驚いたのは、このブログを閲覧してくださっている方の、なんと7~8割がスマホなのです。つまりiPhoneとAndoroidだけで、大半を占めている!

Windowsなど10数%、Macは数%。

アメーバのアクセス解析とは真逆。
これほど個別ではないけれど、ざっくりとした数値は出ていて、それを信じるならば、スマホのほうがずっと少なかったのです。

……いくらなんでも、こりゃおかしいだろう。

私はこれを信じていたのですが。

いくら引っ越したからって、閲覧者のPCとスマホの比率が、大逆転してしまうとは考えられません。



そこで思い出したのは。

以前、アメブロにも「アクセス・カウンター」というのを設置していたことがあるのです。

だいぶ前の話ですが。

そのアクセス・カウンターの数値と、アメブロの数値に大きな隔たりがあったのです。

アメブロが出してくる数値の方が、ずっと多いのです。

このカウンターは、ブログの模様替えをやったときに、面倒になったかどうだったか忘れたのですが、外してしまいました。

それで思い出すこともなかったのですが。

しげしげと考えてみると、たとえばブログランキングで私の方がずっと上なのに、下位の方のブログの方がアメブロのランキングでは上位になっているとか、なんか???なこともありました。


もしや、と思い、検索してみると、どうもアメーバのアクセス数は水増しされているようです。

私の場合、たぶん2倍から3倍程度。

でも、人によっては桁の違う水増しもあるようです。


まあ、アメーバさんも広告収入で経営しているわけで、少しでも多くのブロガーがいた方がいいに決まっています。

アクセスが多いと、やる気になって、がんばって更新する。

これは書いてる人にもいい側面がありますし、アメーバさんからはそもそも無料で場を提供してもらっているわけですから、私たちに文句はあまり言えない(と思う)。

それどころか、私は今でもアメーバさんにはとても感謝しているのです。

今の自分の礎は、アメーバでできたわけで。


でも、これだとちょっと失敗したな、と思う部分もあるのです。

というのは、PCの画面で見るのと、スマホの画面で見るのでは、小説の場合はまったく印象が違うのです。

私はPCの方が多いという認識で、「ヤオヨロズ」を書いてきたのですが、もし全体の7~8割がスマホだとすると、こりゃ、対応が違ってきます。

「ヤオヨロズ」と「火星の隠された場所」では、書き方がまったく違っていることに気づかれている人も多いと思うのですが。

「ヤオヨロズ」は本格的な小説構成で、登場人物の多さなども関係して、あのような文体を取るのをよしとしたのです。

「火星の隠された場所」は、まったくこういったWebでの閲覧を最初から意識したもので、とりあえず読みやすいということを最優先しています。

「火星」のようなところまで行かなくても、もしこの認識が最初からあったら、「ヤオヨロズ」ももっと小さい画面で読みやすい構成にした可能性は高い……。


うむー (-"-;A

悩んでいるのは、次回作、「ヤマトタケル 連理の翼」なのです。

これを私は、「ヤオヨロズ」と同じような構成で書こうとしていたのですが。

この考えはリセットされるかも。


あまりにも軽い感じにはできないお話なので、中庸を取るというくらいの構成になりそうです。

より多くの方に読んで頂けるよう、努力致す所存です。

どうか、連載開始されましたら、一人でも多くの方にお読みくださいますよう、お願い申し上げまする。





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2015年7月18日土曜日

畏るべき御山

京都での鑑定会を終えた翌日、14日。

私は霊峰、伊吹山へ取材に向かいました。
この日に取材を行ったのは、ヤマトタケル終焉の地に関わる三カ所の神社と、ヤマトタケルの死の原因となった伊吹山。

実はこの御山、今年金沢に行ったときに、高速道路上から見て気になっていたのです。

なんとなく、「ああ、あれが伊吹山だなあ」と認識していたのですが、まさかそのときはいくらも経たないうちに訪れることになるとは思いもよりませんでした。



ナビ君がおかしなところを案内してくれて、そのときに撮影した伊吹山の全景です。
これは滋賀県側からのものです。

圧倒されるような偉容です。
このときから感じていたのですが、伊吹山ドライブウェイにたどり着き、御山を登り始めて、これはとてつもない山だと感じました。

山頂近くまで道路は整備されているのですが、ワインディング・ロードが半端ではない。
飽きるほどステアリングを回さねばなりません。

まだかまだか、という感じ。

それくらい曲がりくねった道が長い、ということは、もちろん小さな山ではないということもそうなのですが、ものすごく険しい山だということなのです。



ようやく頂上付近の駐車場にたどり着きました。

恵まれていたのは天候で、鑑定会もそうだったのですが、雨に見舞われませんでした。
伊吹山は標高が1377メートルもあり、へたをすればすぐに雲の中です。

しかし、青空が広がり、眼下に琵琶湖も青々と見えていました。



山頂までの登山道のうち、普通40分程度かかる道を歩きました。
登山道は大勢の観光客でいっぱい。

時間的な制約もあったので、私はかなりがんばって山頂へ向かいました。



途中、出会ったカメラマンが教えてくださったのですが、伊吹山は希少植物がいっぱいで、この山にしか咲かない草花もあるそうです。
この日も、天気の良い日にしか咲かない、可憐な白い花が咲いていました。

それだけ守られてきた御山だということ。

大切な大切な、古代から続く自然がここにはあります。



山頂にはヤマトタケルの像が。

ちょっといかめしいお姿で、登り来る観光客たちを見守っています。

喉がからからだったので、少し喉を冷やすものを頂き、私はすぐに駐車場に降りていきました。

帰りのルートは最も短い急斜面の階段が多いものを選びましたが、その途中にも多くの草花が、そっと咲いています。


本当は、いい加減な気持ちでほいほい来るところではない。

そんな気がします。

現代で、車を使用してさえ、かほどの苦労がある。

この御山は、本来なら安易な人の侵入を拒むはずです。

そんな一種の恐ろしさや厳しさがあると感じます。

軟弱な現代人は、観光バスで乗り付けて、大挙して頂上を極めますが、本当はそんなお気楽な御山ではない。

本来は、精進潔斎して、心身を浄めて臨まなければならないような場所です。

幸いだったのは、この御山ではゴミなど一つも目にすることがなく、案内表示の注意書きにあるように、きれいに保たれている様子が見て取れました。

しかし、本当はこの御山だけではなく、日本の至る所に、神聖な御山がある。

地球がガイアという大きな生命だとしたら、御山はそのガイアの、きわめて大事な場所のはずです。
天と接している場所。
地の隆起している場所なのですから。

軽い気持ちでハイキングしてゴミを残したり、俗な言葉や思いで汚すべきではない。

富士もそうですし、阿蘇や浅間や御岳もそうでしょう。


一昨年、全容は見えませんでしたが、富士の裾野に至ったとき、その圧倒的な力に畏敬を覚えました。

そんな御山は、ごく身近な小さな山にもきっとある。


大きなもの。
自然。
古から在るもの。

そんなものへ、私たちはもっともっと謙虚に関わるべきではないか。
恐れを抱くべきではないか。

そんなことを痛感した御山でした。






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2015年7月17日金曜日

冥王星を見ることの意味

このところの連日の疲れが出たのか、昨夜は9時半くらいに布団に沈没したゼファーです。

ま、これは鑑定会の疲れというよりは、その後の取材の疲れというべきです。

また記事にいたしますが、登山のようなことをいたしましたので。


戻ってきて、「あ~、これでちょっと骨休めができる」と思っていたら、なんと!

次の日は新月だったということを思い出し、あわてて記事を作成したのが15日。

そして昨日は大学。

大学のアフターって、けっこう消耗しているものなんです。普通でも眠くなる。

いろいろ重なって、昨夜は落ちました……


幾度か目が覚めたのですが、ものすごい風雨が荒れ狂っていました。

岡山県は台風が避けて通ることが多く、滅多に直撃されることはありません。

しかし、たまにあると、我が家の周辺では土砂崩れが起きたり、限られた道路が寸断されて、出勤や帰宅ができなくなることすらあります。
なにせ、山の中なので。

心配しつつ目が覚めると、まさに地元に台風が上陸して、北上中とのこと。

奥さんと娘は出勤していきましたが、電車が怪しいので、奥さんは娘の車で一緒に乗っていきました(同じ岡山市内が勤務地)。

まだまだ激しい風と雨。

予断を許さぬ状態です。


東海地方、近畿地方などでも、すでに被害が出ているとのこと。

どうか、皆様もくれぐれもご用心なさってくださいね。

・・・・・・・・・・

ところで、冥王星の画像が地球に届いて話題になっていますね。


NASAが9年半前に打ち上げた探査機ニュー・ホライズンズが、7月14日、冥王星に最接近しました。
最接近した時刻は日本時間の14日20時49分。

そして日本時間の15日9時52分、管制を担当する米ジョンズホプキンス大の応用物理学研究所に画像が届きました。

そのときのチャートです。



これは新月にも非常に近いものなのですが、ある意味で、これ以上はないというくらいのチャートです。

なにがというと、冥王星に対向する水星と火星、そしてTスクエアの位置にある天王星。

これらは科学技術そのものが冥王星に向き合う形とも解釈できます。

このアスペクトに、見事なくらい月も参加するときに電波は地球に届けられている。

金星(しばしば映像的なものにも関係する)は、遠隔地的な最後の度数29度にあり、サビアンシンボルは「開封された手紙」という、意味ありげなもの。


冥王星画像の中に、地表にハート型があるといって話題になっていますね。

開封された手紙は、ラブレターだったのか?(笑)。

ちょっとそんな風な解釈もしてみたくなります。


肉眼では決してみることのできない冥王星。

最果ての星の一つ。

それを、人類が視覚的に見ることができたことの意味は、きっとあると思います。

冥界の王、死の世界、闇。

冥王星は、核などの意味を持ち、人類を恐怖に突き落とす役割も持っていたのですが、ここからはもしかすると別な側面が見えてくるかもしれません。

なぜなら、人が恐れるのは相手の正体が見えないことだからです。

闇が怖いのは、その中にあるものが見えないから。


しかし、人類は冥王星の姿を見ることができました。

その意味はきっと、これから良い意味で広がっていくことを願います。



★★★★★★★★


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2015年7月15日水曜日

水のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。

ただし!
ご注意ください。
このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。



☆水のエレメント☆


情緒的で感覚的。感受性が豊かなので、環境の影響を受けやすい。理屈ではなく共感や情で反応する。涙もろく同情心に富んでいる。本心や内面を隠す傾向があり、情に流されやすい。



蟹座

4番目の星座、蟹座。
風のエレメントが、知の発展プロセスであったように、水のエレメントでは情の発展プロセスをたどるような側面があります。

蟹座の定位置である4ハウスは、家庭の部屋であります。
もともと蟹座は母性の星座でもあり、ここには著しい関連性があります。
子供は母に抱かれ、乳を与えられ、家族に囲まれて、この世での生活を始めます。
そこで育成されるのは、情操です。

これで子供側に養われるものでありますが、じつは親も子供を得ることで親としての情操を養われます。
ここで養われる情操というのは、そうした関係すべてのものです。

蟹座の支配星は、月です。
月は母性の星でもあり、同時に幼児の星でもあります。
つまり母子の星とも言えますが、そこには細やかで親密な愛の交流があります。
だからこそ、傷つきやすくもあります。

蟹座は山羊座の対向星座でもあります。
山羊座は社会の中での実現を求めていきますが、蟹座はもっともっと個人生活の中での実現を求めます。
保守的で内向的といわれるのは、こうした資質すべてが関係しています。
蟹座はとても繊細です。何かに脅かされること、荒々しい雰囲気とかにはもっとも敏感で、傷つきやすい。

それはできたてほやほやの、傷つきやすい情操だからです。
そのデリケートな心を守るために、保守的にもなります。
また家族を守ろうともします。

模倣性が強いのも蟹座の特徴ですが、子が親に似るのは、その親の仕草や雰囲気を無意識に受け取っていくからですが、無垢の情操は人からの影響を受けやすいからです。

蟹座の生きがい、それは身近な人たちとの親密な愛情の交流と、その喜びです。



蠍座

8番目の星座は蠍座です。

蟹座で育まれた情。不動宮の蠍座は、これを自分のもとへもっとも引き留めます。
自分の感情も他人の情もです。
そのため感情を外に出さななかったり、大事なことも言わずに黙っていることがあります。蠍座は秘密主義といわれますが、その根っこはこんなところにあります。

蠍座は嫉妬深いともよく言われますが、おつきあいする人がいればその人とも非常に深いところでつながっていたいと望む星座です。それはやはり情をつなぎ止めようとするからです。
蠍座が本当に求めるのは、相手との一体化だからです。

でも、現実には人間は別個の存在で、完全に一つにはなれません。
もし一つになれるとしたら、それは自分や相手の(エゴの)死を意味します。
自分というものがなくなってしまわないと、相手と一体化することはありません。
蠍座やその支配星の冥王星が、死に関連する意味を持つのもそのため。

対向星座の牡牛座は、自分と相手を分けた上で、所有するという姿勢なのですが、蠍座は自分と相手を分けず、その境界線も本当はなくしたい。
あなたと私は一つ。
一体のもの。
ゆえに別れはあり得ない。
それは身が裂かれるのと同じこと。
だからこそ、相手の離反は許せない。
裏切りは絶対に許さない。

こうした流れの果てに、蠍座は世間で言われるような情が濃く、嫉妬深い星座という性格を帯びてゆくのです(星座論です。個体の話ではありません。個人の愛のありようなどは、個人チャートを作らないと判定できません)。

蠍座の支配星である冥王星は、「絶滅」「絶対」などというキイワードがついて回るような、極限的な性格を持つ星です。
極端なのです。
好きなら好き。嫌いなのは嫌い。
愛ならば100%ください。あなたの中の50%とか70%じゃ嫌です。
しぼりつくすくらい全部ください。
中間は嫌です。灰色とかないです。白か黒か。それが私の世界観!
これが冥王星です。

こんな蠍座的な人の生きがいとは、もはや言うまでもないでしょう。
より分かりやすく、現実的な言い方で表現すると、愛する人と身も心も完全にひとつになれるということを実感することこそが、蠍座の生きがいなのではないでしょうか。
刹那的にはそれはセックスであったりするかも知れません。
しかし、精神的な領域も含み、存在全体で愛する人と自分が一体であると感じられるとき、なのです。



魚座

最後の星座、魚座。
12星座の中で最終地点にある魚座は、魂の終着点です。
同情心ゆたかな心を持ち、献身的、周囲からの影響を受けやすく、善にも悪にも染まりやすい。直感的、情緒的。
そのようなことが言われる性格はどこに由来しているのでしょう。そして、そんな魚座の生きがいとは?

魚座が情の星座であることは疑いを入れません。ある意味、もっとも情にもろい星座なのです。
情のもっとも発展した段階で、しかも柔軟宮であるためです。
柔軟宮は変化しやすく、影響も受けやすい。

人の気持ちを感じ取り、受け取ることが多くなります。
そしてそれに感応します。涙もろいのも当然のこと。
泣いてすがられたら、ついほだされます。

魚座の支配星の海王星も、同様な資質を強く持ちます。
受容性は最強で、何にでも染まります。聖なるものにも邪なるものにも。
魚座も海王星も、非常に崇高で清らかなもの、それと真逆な俗な汚れたもの、どちらにも染まるのです。
周囲に存在する人によって、これほど変わる星座もなく、そのためエゴ、自分というものが希薄です。

自分の性格がわからない、何をするために生きているのかわからない。
よくそんな感覚を持つ多くの人が、魚座や海王星に影響を強く受けています。
自分が希薄であるためですが、しかし、それは魚座的な良き美質にもつながっています。

魚座ほど人のために尽くせる資質はありません。
自分が希薄であるために、とことん相手のために行動できるからです。
情の強い水のエレメントだからこそ、理屈ではなくそうせざるを得ないのです。
そして柔軟宮であることで、それはどこまでも拡散します。

対向星座の乙女座は、地の現実的に役立つことで人のために働きます。
そのために有能であろうとします。
しかし、魚座は自分の能力にはあまり関係なく、情で人のために動きます。

ここから魚座は献身的で人のために尽くすという性格を付与されるようになるのです。
結果、職業的には医者とか看護士とか、福祉、あるいはカウンセラーやセラピストといった人を癒し、助けてあげる職業が魚座の支配するところとなり、また魚座やその定位置である12ハウスに重要な星が関わっている人は、現実にそのような道を選択することが多くなります。

芸術や音楽なども、ほとんど同様な癒す効果を持つために、海王星や魚座のものとなっていますが、芸術性も自分が希薄であるからこそ、エゴを入れることなくインスピレーションを受け取れます。

このようなあり方は、もっとも菩薩的というのか、この現実の世の中で、高度に精神が発達しなければ難しいものです。
もちろん魚座生まれの人が、みな、精神的に高度というわけではありません。また医者や癒す仕事に就いている人が、かならずしもそうではありません。
魂のプロセスとしての魚座の話であり、そこで人はもはや「自分」ではなく、「他人」のために生きるようになります。
いや。
これは正確な表現ではありません。
魚座的な質が強い人によっては、本当は「自分」と「他人」に区別はなく、他人のためにしているのではなく、他人のためにすることがそのまま自分の喜びでもあるのです。

それが魚座的な生きがい、生きているはりあい、生きていて良かったと思うことにつながります。
愛する人に尽くすこと。
世界中の貧しい人ためのために、弱者のために救済を行うこと。
芸術の中で無となって表現すること(でなければ、神的なものは受信できない)。
小さなことから大きなことまで。

だけど、自分が希薄だとしても魚座も人。
情の星座。
そうした自分の活動が愛する人からの笑顔であったり愛であったり、助けた人から返される感謝の言葉であったり。
そんな人との情のやりとりこそ、魚座的な喜びにつながっていくでしょう。




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2015年7月14日火曜日

一人打ち上げ&トラブル

関西鑑定をお手伝い頂いたAkariさん、神野悠華さんとは、事前に打ち上げを行っていました。
スケジュールの関係で、鑑定会がすべて終わる以前だったので、厳密には「打ち上げ」ではなく、スタッフの親睦会という表現が正しいのかもしれませんが。

それはすでに終了しているのですが。
お二人には深い感謝を。
おかげで鑑定会そのものは、すごく円滑に運びました。


個人的には今回の出張は、鑑定会だけではなく、取材も含まれていました。

今日、それを終えました。自分一人なのをいいことに、強行軍で。
(私の取材は、仮に奥さんを連れていても強行軍なのですが、今回はいつも以上だったのです)

次回作「ヤマトタケル 連理の翼」を書くためのものでしたが、今回に限ってはヤマトタケルの終焉の地とされる場所と、ヤマトタケルの死の原因となった伊吹山。
その登山でした。

この取材については、また別稿を起こします。

特に実際に目にした伊吹山の自然については触れておきたいのです。

伊吹山って、すごいのです。



とりあえず、京都鑑定を終え、今朝、私は八坂神社に参拝した後、京都を離れました。
車で。

そして上記の取材を終えました。

が。

そのプロセスで、自分には何ら実害はないのですが、今回の鑑定会+取材では、二度、事故に遭遇しているのです。


一回目は11日、大阪鑑定を終え、翌日からの京都鑑定に備え、京都へ移動しているとき。

このとき事故渋滞に遭遇し、到着が30分~40分くらい遅れているのです。

しかし、前日移動だったので、この事故が鑑定会に影響を及ぼすことはありませんでした。

そして、今日の14日。

滋賀県・磯崎神社→伊吹山(滋賀と岐阜)→三重県・能褒野神社(近郊)

この取材を行うために、愛車スイフト君とともに走り回ったのですが、伊吹山から能褒野へ、高速道路を走っている途上。
「四日市、鈴鹿」での事故渋滞情報が、道路の標示版に。

これは今日、盛んにメディアで報道されている四日市で起きた高速バス事故によるものでした。

火星のマイナス面が出やすい時期であるということは、皆さんにはお伝えしているのですが。

じつはこの火星、11日には相当に私に影響がある位置にいて、今日14にもまだ影響はありました。

と、ここで誤解のないように申し上げておきたいのですが。

私にそういう星があるから周囲で事故が起きるというような、唯我独尊的な発想はエゴが肥大しています(笑)。

自分のせいで、他人が不幸になったとか、何か悪い運がくるとか。
そういう思いこみをする人がいますが、その他人の方に明白な要因がなければ、そんな事態には至りません。

そんな発想はゆがんでいますし、やや病理的です。


実際は世間(相手)のそういう流れがあり、自分にそれに関連するものがあるから、それに遭遇しやすいというのが正解です。

でも、自分の側に火星関連情報があるのも事実です。
だから!

というのは言い訳のような気もするのですが(笑)。

取材を終え、一人打ち上げで、「厄落とし」をしました。

お店は四日市のあるホテルの1Fにある焼き肉屋さん。



じゃーん!!!


一人焼き肉。
三重ですからね~。

焼き肉屋さん、多いんですよ。


大根サラダ。
一人でやっつけるには多すぎるくらい。


カルビとホルモンが網に乗っています。



おお、なんとうまそうなホルモン。
実際、美味でした。
お店の宣伝では、一頭買いをしているとか。


これはカルビ。
本当はね、ハラミを要望したのですが、この日はありませんでした。

私、実は最近、ホルモンもそうですが、霜降りのいわゆる高級なお肉、脂が胸につかえてしまうのです。トシですね~~~( ^_^)
ですから、ちょっとでいい。

どうしようかと思ったのですが、ランプという脂の少ない部位があったので、追加でお願いしました。

もうそれで十分。


焼き肉屋さんを後にしました。




え? で、どこにオチがあるのかって?

あるのです。

肉も火星、焼くのも火星なのです。

つまり、これが厄落とし。

てか、自分の欲するものの話だけなのではないかというご意見もあろうかと。


でもね。
自分の体がそのときに欲するものって、必要とするものであることが多いということもあります。

そういう話はよく聞きます。

害にならないのであれば、欲するものに従うのも、心身のバランスを保つのに役立つことがあります。





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伏見稲荷に詣でる

京都での鑑定会を無事に終えました。

この最終日の早朝。

京都での鑑定会を仕切ってくださっている神野悠華さんと一緒に、伏見稲荷大社へ参拝に出向きました。

この伏見稲荷大社の外拝殿につるされている12個の灯籠には、なんと黄道12宮のシンボルが!
これは神野さんから知らされて、初めて知った事実でした。

今回調べていると、明治時代に作られたという情報が出てきました。
これは人馬宮(射手座)の吊り灯籠です。
こういうものを神社に採用するというのにも、なにか意味があるように思えます。


神野さんは、今回の鑑定会のためにこの伏見稲荷で、成功をご祈願してくださっていました。
そのおかげで、鑑定枠はすべて埋まり。

その御礼もかねて、二人で参拝したのです。
朱も鮮やかな大きな社殿に向かっていくと。



凛々しいお狐様。


本殿での参拝後、境内に烏が舞い降りてきました。
アピールするかのように。

その後、時間内にできる参拝をすませるまで、ずっと烏が私たちの周囲にいました。

時間の制約はありましたが、立ち並ぶ朱の千本鳥居の中を進みました。


途中、猫がやってきて、甘えて転がりました。

人なつっこい猫でした。ごろんごろん。

このところリブラ(我が家の猫)に会えていないので、ちょっと癒されました。


熊鷹社までしか巡る時間はなかったのですが、そこへ向かう登り坂。

千本鳥居の中から朝陽が差し込んできました。



神野さん曰く、「このタイミングは初めて」とのこと。

全体にそうなのですが、熊鷹社はすごい「気」に満ちていました。

神社に来ると、その「気」のせいなのか、時折、すごく手のひらがびりびりするのですが(気が出る人なので? いきなり放出され始める)、このところないくらい感じました。



ちなみに。

伏見稲荷では、感謝だけを捧げるようにしました。
かなり前からなのですが、自分の個人の願いは、神社ではしないようにしています。

ミュージカルみたいに大きなイベントで、個人だけのものではないときには、無事の成功を祈ったりしますが、個人的な願いは極力しないようにしています。どの神社でも。

神様は見ていてくださる。

ちゃんとがんばっている人のがんばりを。

だから、自分ができることを、ちゃんとがんばる。

とりあえず、それが第一だと思っております。


鑑定会、全力を尽くしました。


鑑定会に来てくださった皆様。
大阪鑑定会のサポート、Akariさん。
京都鑑定サポートの神野悠華さん。

そして神々様。

ありがとうござました。




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2015年7月13日月曜日

風のエレメント的な生き甲斐

この「エレメント的生き甲斐論シリーズ」は、かつて旧アメブロで12星座別生き甲斐論として連続記事にしたものを、エレメント別にまとめ、改稿したものです。
生き甲斐論は、それぞれの星座的な資質に合った人生の充実を考えるきっかけとして書かれたものです。
ただ、この見方も、当時とは私の見方も深まったり、表現の仕方も変えたりしていますし、エレメント別の記事にすることで、より個性が明瞭になっています。


ただし!
ご注意ください。

このシリーズの中で扱われる「星座」は、あなたの生まれ星座のことを必ずしも意味しません。
獅子座の生まれだからといって、この中の獅子座の項目が当てはまる人物かどうかわかりません。

星座の解説は、この生き甲斐シリーズに照らして、もっともつかみ所となる部分をピックアップしております。
なので、このシリーズ記事全体を読んで、「あ、自分はこういうところがあるな、これに一番共感するな」と思うようなエレメントや星座を参考になさってくださいね。



☆風のエレメント☆

理性が勝っている。議論好きで、また知識を広げることに意欲を感じる。ヒューマニズム的な意味での広い精神を持つ。理屈に走りがちで、情に欠けるところがある。




双子座

風のエレメントは知や理の星座でもあります。
そして現実の体感を重んじる牡牛座の次に位置する双子座は、人として必要な知を最初に習得していく星座です。
そう生まれた子供が、兄弟がいることに気づいて、彼とコミュニケーションを取っていくように。
言葉であったり、知識であったり。

双子座はよく好奇心旺盛といわれますが、知識を広げていくことは、人間が生きる上で絶対的に必要なことです。
そうした資質は、双子座が最初の風のエレメントであるということに深く関係しています。

知識にもいろいろなものがありますが、双子座のこの段階では、自分にとって非常に身近な情報を収集します。
興味のあること、好きなもの、知ったことがまた別な知識欲を呼び、それはどんどん拡大していきますが、ここではその一個を深めるという作業にはなりません(個性の話ではありません。星座の質の話です)。

双子座の星座としての役割には、出来る限りたくさんの情報を得て、自分が生きていく世界の全体像を知るということがあります。
その世界が、わりと自分の身近なエリアだけにとどまる場合もあるでしょうし、世界の果てまで広げる場合もあるでしょう。
しかし、自分なりに見つめたい世界を知ることが目的なので、どうしてもよく言われる「広く浅く」ということになってきます。

何かを深めることが、広く知ることに優越するわけではありません。
多くを知ることが、すべての知識の土台となるからです。
そして、広く知るためには一個のものにいつまでも時間をかけられないという現実があります。

双子座は牡羊座と並び、12星座の中でも落ち着きのない星座ですが、それは上記のような資質が強いからです。
牡羊座は行動そのものに出がちですが、双子座ではそれが知ることに関わってきます。

しかし、この世に存在している様々なものを数多く知り、ちょっとでも体験しておこうというのであれば、この双子座は最強です。
そんな双子座にとって、生き甲斐となるもの。
生きている上での張り合いや充実を感じさせるもの。

それはやはり知ることそのものであり、またその知をもたらしてくれる、人との出会いやコミュニケーションです。
学習する作業そのものが充実感ともなり得ます。

この大きな刺激に満ちた世界で、双子座ほどフットワークが軽く、知の意欲に満ちた星座はないでしょう。



天秤座

天秤座は調和の星座と、よく言われます。
この「調和」とはどこから来ているのでしょうか?

この世に生まれ落ちた無垢な自分が牡羊座だとすれば、その対向星座である天秤座は、「相手」です。対向する星座は常に対をなします。
自分と相手。私とあなた。

この関係を色濃く持つのが天秤座で、この星座は単独で、その関係性を意味として含みます。
ハウス的な観点で言えば、天秤座の定位置である7ハウスは結婚や対人関係の部屋です。
自分と相手が存在すれば、そこには調和やバランスが必要になってきます。

これが結局、天秤座の大きな資質となるのです。
また風の知や理の資質も、ここでは生かされます。
双子座では数多くの情報収集を行い、その集められた知識は、今度は人とのおつきあいで生かされるようになります。

「こんなことを言ったら怒らせるだろう」「何をしてあげたら喜ぶか」
そんなふうにあれこれを考えられるのは、天秤座が集めた知識を人に関して上手に使えるからなのです。
そして、その延長にエレガントさ、洗練というものが生まれます。

天秤座の支配星は金星です。
美の女神の星。

人として美しく生きたい。
その美しさの中には、本当に見た目の美もあれば、美意識に照らした生き方というのもあります。

「争いを好まず」「八方美人で」「穏やかな人」「優柔不断」
などという評価も天秤座にはありますが、それがゆえなき心の弱さではなく、人間関係の中に争い事を起こさず、人として美しく生きようとする結果なのです。

そんな天秤座の生きがい、生きているときに感じる喜びとは何でしょうか。
これはもう、言うまでもないと思います。
人間らしく、知性や理性を生かした生活。
美しく生きること。
調和された人間関係を保つこと。

こういった環境の中で生きることが、天秤座にとっての生き甲斐ともなるでしょう。ただ、天秤座のこの資質は、12星座の中でもっとも他人を必要とします。
自分が呼び寄せる人、近づく人。
それがとても重要な星座です。



水瓶座

11番目の星座、水瓶座は知のサイクルである風のエレメントの最終形態です。この後には魚座しかありません。
山羊座で社会的な成果を実現した後の水瓶座は、天王星が支配星です。
山羊座は土星。

土星は常識、規律的。
天王星は非常識、型破り。

革命の星でもある天王星は、これまであったシステムや常識を変えたり、超えたりしようとします。
そのため水瓶座は、非常に個性的でユニークな資質を持ちます。
独自の生き方を貫く。
土星は自分なりのルールが強いのですが、天王星もまた独自のルールを強く持ちます。

そして、それが認められなくてもいいし、自分が普通だと思っています。

風の知のプロセスとしては、
双子座で「広く浅く多く」集めた知識
天秤座で対人の中で使い洗練される知識
という流れがあり、この水瓶座では、もっと世の中や広い世界での知へと変化します。
博愛精神が強いと言われますが、水瓶座のこの資質は、知の高度なものとして、人類全体の利益とか、人々の幸福とか、社会の理想とか、そういったものを考えられるからです。

なぜそうのようになれるのか。
山羊座で社会での成果を得た後の星座だからです。
言えば、起業して成功を収めた社長さん。
その人が、自分の得た利益やなした財の上で、「今度は世の中に利益や幸福を還元しよう」と考えるのと同じです。

水瓶座にはロータリー・クラブやライオンズ・クラブのような、社会福祉的な団体が意味として含まれていますが、それはそのためです。
人は自分の成功や幸福を得て、やはり他人の幸せも考えられるようになりやすい。
その段階では積み上げてきた知は、個人的なものではなく、多くの人のために生かされるのです。

そんな水瓶座の生き甲斐、生きている上での喜びとなるもの。
それは自分の個性的な生き方によっても左右されるでしょうし、前段階の山羊座的なエリア、社会の中でも自分というものにも左右されるでしょう。
大きな広い意味での世の中への貢献にあるかもしれませんし、もしかすると独自の道を貫く中で、自分らしさを追求することが喜びとなるかもしれません。

しかし、物事の代償の差こそあれ、水瓶座にとっては自分なりの理想を生きること。
それこそが生き甲斐となるでしょう。




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2015年7月12日日曜日

大鳥大社に詣でる

ノベライズ・ヤオヨロズ。
イラストレーターとかこんからの新挿画で第1章がさらに充実しております!
絵だけでも、どうか閲覧ください!
絵とのバランスのため、PC版では文章の幅を調整して、大きな絵を挿入できるようにいたしました!

こちらです→ヤオヨロズ第1章

・・・・・・・

大阪鑑定を終えました。
リピーターの方もあり、そして初めての方もあり。
にわかに思い立たれて、お申し込みくださった方も。

どんなときでもホロスコープは、ちゃんと解決の手がかりを与えてくれます。
詳細に読んでいけば、ちゃんと答えがある。
あるいは、その糸口が示されている。

チャートに示されることの、あまりのリアルさに、驚嘆されるような事例もありました。

具体的なことは、タロットに問いかける。

そすして出発前の予約よりも多くの鑑定数をこなし、今日からは京都鑑定。
スケジュールはびっしり。

しっかり向き合っていきます。


大阪滞在中に、わずかな空き時間があったので、次の小説「ヤマトタケル」のために、大鳥大社の取材に赴きました。

鑑定会場からも近かったので、これは天佑というのか、何げにうまくできた話でした。

大阪の場合、少しだけ空きの枠があったのですが、これがすべて埋まっていたら、これはかなわなかった。

そして直前に予定を組んでいて、大阪担当のあかりさんから、取材に関しての問い合わせがなければ、もしかしたら思いつかずに終わっていたかもしれません。

大阪には白鳥陵もあるし、能褒野で亡くなった後、白鳥となったヤマトタケルの魂が、最後に舞い降りたとされるのが、大鳥の地だという伝承があります。
白鳥陵は言っても、外から見るだけだと判断し、和泉の国一の宮の大鳥大社に赴きました。

未明にかなりの雨が降っていましたが、青空が。
そして、かなり暑い(湿度がすごい)。





ヤマトタケルの凛々しい像が。


境内は大きくて、立派な社殿、そして周囲には深い杜が広がります。




茅の輪がありました。
「千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶと言うなり」と唱えながら、8の字というか、メビウスの輪のようなルートで幾度かこれをくぐるのが良いようです。
もちろん、私もやりました。



京都鑑定は、今日と明日。
これを終えたら、一人、伊吹山→能褒野という、ヤマトタケルが最後に辿ったルートの取材に向かう予定です。

あれだけ台風が発生し、鑑定会と取材も天候が危ぶまれていたのですが、幸いなんとか保ちそうな予報です。

さあ、いざ、京都鑑定へ!




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