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2016年3月4日金曜日

大神宮の山を歩く


昨日の朝、今年初めてウグイスの鳴き声を耳にしました。
ホーホケキョ♪ という、あの鳴き声。

天気もよく、非常に暖かい日だったので、はたと思い立ち、山歩きをしました。
実は地元の山の中に、神秘的な場所があるのです。

そこは地元の人に「大神宮」と呼ばれています。


小学校のころ、わりとよく一緒に遊んでいた一学年下の子がいたのですが、彼の家の近所の山の中――ちょっとした秘境のようなところにあるものです。

子供のころ、彼と一緒にその場所へ行ったことが一度だけあり、山中の巨石に驚かされました。



このような山の奥、たぶん山頂付近にあるのですが。


一度実家を出ていた私が、父の健康問題でこの地元に戻ったのはもう二十何年も前ですが、そのころだったか、一度この山の中の大神宮を再訪したことがあります。

その記憶を辿っていこうとしたのですが、ものの見事に迷い……

近所のおばあさんが親切に案内してくれました。

お話をすると、なんと私の父のことを知っていて、おばあさんのほうが少し下のようでした。

だとしても結構なご高齢のはずで、八十近いと思われるのですが、ご健脚!


杖は使ってはいますが、けっこうスタスタ歩いて行かれます。



この山には水源があり、あちこちから水が湧きだしています。

おばあさんのお導きを得て、ようやくたどり着きます。



このような巨石がごろごろしているのです。


観音巡りの一つも祀られています。


大神宮です。

折り重なるような岩の奥に鎮座されています。


写真撮影は実際にはあとで、先にお詣りさせていただきました。

御神前にて、天津祝詞を奏上。


岩の奥にお社があります。


実は先日、淡路島を訪れた後、ここのことが気になっていたのです。

ここも大きな意味では、由加という私たちの地区には含まれています。

由加山はレイライン上にあります。

伊勢、三輪山、淡路の伊弉諾神宮、そして由加――。

しかし、この大神宮はいつの頃か定かではありませんが、この巨石の、たぶん古代信仰のあった場所に、お伊勢様が勧請されているのです。

誰が勧請したのかもわかりません。

つまり伊勢神宮と限りなく近いライン上にあるお伊勢様なのです。
(由加大権現の神社やお寺よりも、この大神宮のほうがさらにラインは正確)

このお社の写真を見ても、日差しの関係から、おそらくここで礼拝すれば、真東(伊勢)に向かってお祈りするようになっています。


おばあさんは一度山で迷って、ハアハア(*´Д`)言っていた私に、ヤクルトと母恵夢(ぽえむ)というこちらのほうではわりと知られたお菓子をくださいました。


ヤクルトはその場で一気飲みましたが、お菓子は今日、これからいただきます。

おばあさん、ありがとうございました。



この山から湧き出している水は豊かなもので、このような池を作っています。

そしてこの下流にまた私の好きな神社があります。


そこのことは、また。

日食の記事を明日はご用意いたしますが、それと関連性があります。