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作家として
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家族を持つ一人の男として

心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。


2017年3月16日木曜日

自分の中の宝物


なんでも、あることをとことんやってみることは、とても大事。
自分の中の宝物になると感じています。


ミュージカル「KAZEの道」本番へのカウントダウン。
明後日にはもう土曜日、「風の巻」の本番!

この期に及んで私がすることは……

なにもないわけではない(笑)
まだある……

伊達にこの6年ミュージカル制作にかかわってきたわけではないし、2011年上演の「最後の五匹」以来、意図的にそういうものをたくさん観るように心がけてきました。
そりゃ、もちろんそのことに専念してやってきた人に比べたら雲泥の差です。
が。
じつは、芸術や創作物というのは、底でつながっている。
小説である程度のことが見えるようになっていれば、同じことはほかのジャンルでも適用できることは多いのです。

昔、音楽の先生と、よくそんな談義をしました。
小説も音楽も、まったく違うように見えて、深いところで通じているものがあり、精神があり、訴え方があり、取り組み方がある。

一芸を極めれば多芸にも通ずる…というやつです。
自分が一芸を極めているとは言いませんが、少なくとも20代30代のころに比べれば、小説に関してもましかなと思います。

今回のミュージカル制作の過程で、大きな収穫だったのは、自分の視点がおおむね間違っていないというのが確認できたことです。
たとえば演出の先生がその役者やその場面につけようとするするものが、実際には自分が想定するものと一致しているということは、非常に多くありました。
自分だったらこういう指導をする、こういう場面の作り方をする、というのが、結果的に一致しているというのが3分の1。
さらに3分の1は、原作サイドの自分と演出家の意図が違っていたというケースで、それは原作である私のほうの意図が、演出サイドに見えていなかったケースです。これはもちろん、私のほうの意図を伝えて修正してもらっています。
残りの3分の1は、やはり自分の考えが及んでおらず、演出がつけられると「なるほど、そういう手があったか」と納得させられるもの。

小説の見せ方と舞台の見せ方は違いますが、それでも通じている。
だから、お芝居のこともその気になって勉強すると、「なるほど、こういうの同じじゃないか」というのがわかってきます。

結果、この期に及んでも、私がアドバイスでき、しかも台本の小修正をすることで改善できる部分があるのです。

なんでもその道のことをとことんやってみること。
それが好きなことであろうと、やらざるを得ないことであろうと。

そこで身に着けたものは、絶対にあなたを裏切らない。
ほかの場所で、ほかの時に、きっとあなたを助けてくれます。

あれとこれは違う、と思い込まないほうが、きっといい。
あれもこれも、じつは同じようなことが言える。
そんなところから入ったほうが、あなたの経験や過去は、あなたを助けてくれます。


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